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印刷関連用語集

 

 

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平体(へいたい)

文字編集において、文字を縦方向に変形させること。主に縦組みの組版で文字数がオーバーしてしまう場合などによく用いられる。新聞などは決まった紙面に少しでも多くの記事を詰め込まなければならないので、平体文字が使われている。下のサンプルを見ると右側の正体に対し左側の平体は約1文字分短くなっている。これにより次の文字を同じスペースに入れることができ、少しでも文字数を詰め込みたいときには有効な処理である。

平体と正体の文字

※横組みの場合は長体(ちょうたい)となる。

ページ(ぺーじ)

本や雑誌などの印刷物の各ページの順序・順番を表す数字のこと。ノンブルともいう。

ベタ(べた)

印刷用語としてはおおよそ2種類の意味がある。1つは印刷のインキの100%の塗りのことをいう。つまりスミならば真っ黒ということ。通常書籍などの本文の文字はベタ。もう一つは組版において文字の間隔がその級数と同じ送りで流すことをいう。つまり文字と文字の間隔が開いていない状態のことをいう。

ベタ組(べたぐみ)

文字の間隔がその級数と同じ送り(文字と文字の間隔が開いていない状態)で流し組版をすること。

別刷り(べつずり)

書籍などで見られる、本文と異なる形式で作られているもののこと。例えばデザインの違いや刷り色、紙などが違う印刷物のこと。

別貼封筒(べつばりふうとう)

既存の封筒(出来上がった封筒)に印刷するのではなく、型からおこして分解された状態のものに印刷し、後で封筒を作ること。既製品の封筒に印刷する場合では難しかった、塗りたしなどが可能になるほか、いちから封筒を作るためデザインや仕上がりサイズ、紙の種類といったものが自由に出来る。

別名保存(べつめいほぞん)

DTPなどにおいて、既にあるデータなどの内容を改変して、保存の際にファイル名を変えて違うファイルを作成すること。例えば、チラシ作成の場合、以前作成したものの基本デザイン(フォーマットデザイン)をそのまま流用して、テキスト部だけ変えたい場合などがこれにあたる。これまでの経験上、最後に名前を変えて保存するよりは、最初に別名保存しておいて、ファイルを完全にわけてから作業に入ったほうが安全である。

ベベル(べべる)

図形や画像などにほどこす加工処理の1つで、主に印刷物のチラシなどにアクセント的な表現で用いられたり、WEBではホームページのボタン(ナビゲーション)などを制作する場合によく使われる手法のひとつ。

ページもの(ぺーじもの)

ある程度まとまった数のページがある冊子のこと。

ページレイアウト(ぺーじれいあうと)

組版において、そのページごとにレイアウトをしていくこと。

ペラ(ぺら)

ポスター、チラシなどの1枚ものの印刷物のこと。または複数のページでない印刷物のこと。

変形(へんけい)

文字を変形させること。変形としては縦方向(平体)、横方向(長体)、斜め方向(斜体)がある。ちなみに通常の文字のことを正体(せいたい)という。

編集後記(へんしゅうこうき)

会報などので、一番最後のページに編集人などが書く文章のこと。書く内容は様々である。あとがきともいう。

 

 

 

 

 

 

 


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