CTP「コンピューター・トゥ・プレート」とは、コンピューターによって作成されたデータをそのままPS版に焼き付けて出力できるシステムのことをいいます。
従来のフィルム出力の工程は「Macintosh」や「Windows」で作成したデータを面付し、RIP(ラスター・イメージ・プロセッサー)に送りこんでイメージセッターでフイルムを出力をしてそれをPSプレート版に焼き付け、さらにそれを印刷機にかけて印刷するというものでした。
CTPではフィルム出力を介さずに、ダイレクトにPS版に焼き付けることができるため、これまでフィルム出力に要していた工程や時間などを大幅に短縮することができます。
下記のCTPワークフロー図でもおわかりいただけるように、CTPの場合、制作から印刷までの時間と工程が、かなり削減できることがおわかりいただけるかと思います。
CTPは印刷の直前までのデータをデジタルデータとしてを残すことができます。
大型のインクジェットプリンターとの組み合わせ(色校正)により、デジタルデータ印刷物の色の再現性なども確保することができ、より質の高い印刷物をお客様にご提供します。
最新の無現像処理によるケミカルレスCTPでは、従来のフィルムを使用する刷版方法やCTPによる刷版で必要とされていた現像液や定着液がまったく不要となります。
したがって廃酸・廃アルカリが発生しない為に、環境への負担軽減がなされています。